【本部スーパーバイザーインタビュー】「働きたくても働けない」を過去にする! 清掃業フランチャイズの現場で「誰かの人生を支える仕事」を続ける理由

働きたくても働けない ママのキャリアを止める「見えない壁」
「子どもとの休日」を大事にする働き方
「資格を活かしたキャリアを続けるか、それとも子どもとの時間を取るか」
子育て中の女性なら誰もが一度は直面する、この終わりのない問いに、後にママクリーンの本部スーパーバイザー(以下、SV)となる重冨も悩んでいました。
老人ホームの栄養士だった彼女が、「子どもとの休日」を求めて選んだのは、未経験の「清掃の現場」。
後になって、この働き方が清掃業フランチャイズという仕組みの中で、継続案件が積み上がる働き方でもあったと理解していくことになります。
不安の中スタートした彼女を待っていたのは、お客様からの「ありがとう」と、自分らしく働ける毎日という予想以上のギフトでした。
清掃業に誇りを持てるように
あれから数年。現在は「ママクリーン」本部SVとして、全国のオーナーを支えている重冨。
時には「もうダメだ」と追い詰められたオーナーに寄り添い、家族が笑顔を取り戻すまで伴走し抜くこともあります。
なぜ、清掃という仕事にそこまでの情熱を持てるのか。
「私には何もない」と思うママにこそ知ってほしい、人生を輝かせる「意外な選択肢」を語った希望のインタビューです。
清掃の現場で気づいた働く意味 未経験ママが輝く理由
働くうえでの心苦しさから解放されたかった
――重冨さんは、もともと栄養士としてご活躍なさっていたとか。株式会社Soupに入社された経緯は?
重冨:前職の老人ホームは、実質休みなしのような環境だったんです。シフト上は休みでも、結局は家で仕事をするような毎日でしてね。でも当時、子どもがまだ手のかかる年齢でしたから、「子どもとの時間がもっと欲しい」と、ワークライフバランスを求める想いが日に日に強くなったのが、転職を考えた一番の理由です。
――ワークライフバランスを優先し、「休み」を重視したわけですね。
重冨:はい。そんな時に、ご縁で弊社を知ることになったんです。面接で代表の小野が言っていた、「子育て世代で、働きたくても働けない人に仕事を提供したい」という言葉に共感し、この会社でチャレンジしたい気持ちが固まったんですね。私自身、男の子2人を育ててきて、子どもが熱を出した時にパート先に申し訳ない気持ちで電話をする、あの心苦しさを何度も経験してきましたから。
――栄養士という専門職から、清掃の現場へ。大きな転換に戸惑いはなかったのでしょうか?
重冨:ありましたね。栄養士としてスーツを着て人に指導していた頃から、作業着で現場に立つようになると、働き方のギャップに戸惑う瞬間はどうしてもありました。掃除自体も体力的にも大変ですし、「もう辞めようかな」と本気で思った時期も、正直、ありました。
清掃業フランチャイズの可能性に気づけたきっかけ
――辞めようと考えたのは体力面の理由ゆえですか?
重冨:職業に上下があるわけではないのですが、当時の私は「知り合いに見られたらどう思われるだろう」と余計な気負いも抱えていたんです。当時はまだ、清掃業が成長性のある地域密着型ビジネスであるという理解もありませんでした。でも、少しずつ清掃の仕事に慣れていく中で、現場が回り続ける仕組みが見えてきました。物件ごとに依頼主が違い、不動産管理会社とのやり取りが日常にある…これが清掃業フランチャイズという働き方の本質だと徐々に理解していったのです。
――壁を乗り越える、何か決定的な転機があったのでしょうか。
重冨:お客様から直接いただく言葉が胸に刺さったんです。「重冨さんの掃除で、入居者さんが本当に喜んでくれたよ」「重冨さんの言うことなら信頼してお任せしたい」と。感謝や信頼の言葉をいただくにつれ、自分の仕事が誰かの役に立ち、評価されているという喜びが、私のちっぽけなプライドを打ち砕いてくれました。こうした感謝の言葉は、清掃という仕事が不動産の価値維持や住環境改善に直結しているという事実に気づくきっかけにもなりましたね。
――仕事の本質的な価値に気づかれたのですね。
重冨:はい。そして、この仕事ならではの達成感も大きな支えになりました。大変な現場の掃除が終わった後、ピカピカになった通路を「完璧だな」と眺める時の満足感。この喜びが、大変さを乗り越える力になりました。見栄を張るのではなく、良い仕事をして信頼を得ることが本当のプライドなのだと気づかされたんです。
――こうして重冨が現場で積み重ねた経験は、働く目的を少しずつ再構築する時間になっていきました。感謝の言葉や小さな達成感が、仕事への迷いを和らげていく…。「自分にもできる」という確かな感触が、働き方の幅を広げました。その広がりが、本部での役割へ踏み出す力へ変わっていったのです。
現場に立つ本部SVだから伝えられる実務の価値
本部SVとして大事にする「姿勢」
――現在は本部SVとして全国の加盟店オーナーをサポートされていますね。
重冨:私の役割は、大きく分けて2つあります。1つは、名古屋本店での直営業務。もう一つが、本部SV業務です。直営の現場で日々掃除をしながら、「これは加盟店さんの売上に繋がる情報だな」「この新しい洗剤は共有しよう」といった実践的なノウハウを蓄積しています。現場でのリアルな経験こそが、一番説得力のあるアドバイスになりますから。特に、不動産管理会社(※1)とのやり取りや高圧洗浄(※2)など専門作業の判断基準は、実務経験があるからこそ伝えられる部分が多いですね。
――ご自身が常にプレイヤーであり続けることを大切にしているわけですか。
重冨:そうですね。その上で、本部として加盟店さんから寄せられる見積もりの相談に乗ったり、新しい加盟店さんが入った際の研修を行ったりしています。特に加盟したばかりの頃は、定期清掃や高圧洗浄のような専門作業ほど「どこから手をつければいいのか」と迷いが生まれます。そこで本部が、見積もりの考え方や手順を一つずつ伴走していく。そのフォロー姿勢が大事だと考えています。
加盟店とも不動産管理会社とも「気持ち」を込めた付き合いを
――多くの加盟店さんと関わる中で、どんな接し方をしようと意識していますか?
重冨:まずは「距離感」ですね。できるだけ加盟店さんと心の距離を近づけたいと考えています。本部として一方的に指導するのではなく、コミュニケーションの中から、その人が今どんな状況で、何を求めているのかを深く理解できる距離感で接していくことは一番大事にしています。それぞれ目標も事情も違いますから。
――まさに、ひとりひとりに寄り添うオーダーメイド型のサポートですね。
重冨:もうひとつ、大切にしているのは「心」、つまり「気持ち」です。加盟店さんに対しても、不動産管理会社さんに対しても、実際にお掃除をする先の入居者さんに対しても、相手の気持ちを考えて動くことが重要だと考えています。仕事ですから経営上の数字も大事です。それと同じくらい、相手を思う心も大事。遠方の管理会社さんから難しいお願いをされた時も、「私は御社の名古屋支店の一員だと思って何でも言ってください」と伝えています。その気持ちが、信頼関係を築くのだと思います。
――直営現場での経験は、机上では得られない判断の軸を育てることに繋がりました。加盟店の不安に寄り添えるのも、同じ迷いを自分が経験しているからこそ。現場と本部の両方を知る立場は、支援の深さを決める基盤になり、オーナーの人生に寄り添う支援へと自然につながっていきました。
※1:ビル・マンションの清掃は、物件オーナー様の依頼に基づき、管理を担当する不動産会社様が手配を行うケースが一般的です。
※2:高圧の水流を噴射して、ブラシでは落ちない床の黒ずみや苔を一気に洗い流す。建物の美観が劇的に向上するだけでなく、汚れの再付着を防ぎやすい状態を作る清掃方法。
オーナーの人生が変わる瞬間 本部が寄り添う支援のカタチ
沈みかけていた加盟店が立ち直った理由
――特に忘れられない加盟店さんとのエピソードがあれば教えていただけますか。
重冨:加盟当初、精神的にも相当追い込まれた状況にあったオーナーさんがいました。ちょうどご自宅を購入された直後で、ご家庭の事情やローンの重圧が一度に重なり、営業面でも思うように成果が出ず、誰にでも起こり得る「運の悪さが重なった時期」といえる状態でした。ご家族の理解を得られない場面もあり、「命がどうこう」という不穏な発想もよぎっていたようで、孤独の中で必死に状況と戦っておられたんです。
――聞いているだけでも胸が苦しくなりますね…。
重冨:私も本当に心配でした。それが、ある日、そのオーナーさんから緊張した様子で電話があったんです。「初めて高圧洗浄の仕事が入ったんですが、どんな機材を揃えればいいでしょうか」。高圧洗浄は、清掃の中でも少しハードルが高い特殊作業です。本部が機材選びから段取りまで寄り添うのは、まさにその緊張感と不安感が入り混じった瞬間なんですね。現場で必要な機材の選び方から作業手順、リスクの想定まで、丁寧にサポートしながら準備を伴走しまして…。すると数日後、今度は弾む声で電話が入ったのです。
――弾む声! ということは…まさか?
重冨:「家族みんなで高圧洗浄やって、無事に終わりました! やっとトンネルを抜けました!」と。高圧洗浄の現場が無事に完了し、自信をつかんだ瞬間でした。家族も献身的に助けて窮地を脱し、仕事を通じて一つになれたんです。あの時のオーナーさんの声を聞いた時、この仕事をしていて本当に良かったととめどなく涙が流れて止まりませんでしたね。
ママが自立して働ける選択肢をつくる ママクリーンの存在意義
フランチャイズで大事なサポートマインドとは?
――本部と加盟店という関係を超えた、人間ドラマを伺えたような気がしています。
重冨:フランチャイズ加盟は、オーナーさんの人生を左右する大きな決断です。ですから、私たちは「とにかく入ってください」とは決して言いません。まずは、ご自身でよく考え、調べて、本当に心の底から納得した上で、自分の人生の決断をしてほしいと願っています。そんな大きな決断の上でつながる関係性だからこそ、私たちは契約や売上だけにフォーカスするのではなく、生活と経営、そして人生の目標いずれも置き去りにしない働き方を重視しているのです。
――ママクリーンの強みは、まさにその「サポートマインド」なのでしょうね。
重冨:はい。個々の状況や目標に合わせて、一緒に悩み、一緒に考え、一緒に歩んでいく覚悟で、毎日皆様と接しています。ママクリーンのフランチャイズオーナーは決して一人ぼっちにはなりません。直営で日々経験を積んでいる私たち本部もいますし、全国には同じように頑張っている加盟店の仲間もいますから。
――最後に、フランチャイズ加盟を検討しているママさんたちに、メッセージをお願いします。
重冨:率直に言うと、弊社は決して大きな企業規模ではありません。そのぶん、清掃業フランチャイズの強みである「地域密着」「自由な働き方」「スタートのしやすさ」を、ひとりひとりに合わせて最大化できる体制があります。事業ですから、売上が伸びずに不安な時期も、どこかで出てくるものです。でも、必ず一緒に乗り越えていけると信じています。あなたが覚悟を決めて飛び込んできてくれるのを、心からお待ちしています。
――重冨が紡いできた伴走の在り方は、売上や案件数といった指標だけでは語りきれない力を持っていました。現場での一歩、小さな成功体験、家族との協力――その積み重ねが、働くことをあきらめかけたママたちの「続けられる未来」を形づくっていきます。
不安や迷いを抱えながらも前に進めた、「隣に立つ」という形の支援。重冨は、この先も、この形を大事にしていくと決意を込めて結びました。
Q&A
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不動産管理会社との関係づくりが不安です。
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清掃業フランチャイズでは管理会社との信頼形成が重要ですが、ママクリーンは本部が実務経験に基づいたノウハウを提供します。初期のやり取りや案件対応も伴走してサポートします。
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初めての見積もりや専門作業に自信がありません。
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加盟初期に最も多い不安ですが、本部SVが案件内容を踏まえて見積もりの組み方や注意点を一緒に確認します。高圧洗浄など特殊作業も、機材選定から手順まで伴走します。
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フランチャイズ加盟を検討する上で、一番大事なポイントは?
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「自分の生活と働き方に本当に合うか」を見極めることです。ママクリーンでは契約ありきではなく、納得して決断できるよう、事前説明や相談時間を丁寧に設けています。




